ここのマスター見ないと後悔「珈琲の森」
ビルの1階にあるその喫茶店は、正直外観は見た感じごくごく普通に感じました。ドアを開けると、適度に混んだちょっと暗めの店内を照明が優しく灯って「あっ、いいお店かも」と思ったのが第一印象でした。
腰の曲がったマスターが目に入りました。その姿に違和感があったのは、見た目が若いからだと後で気が付きました。
ママさんがホールを切り盛り、とりあえずカウンターに座ったらなんとこれが正解!向こう側のマスターの動きに終始くぎ付けでした。
長いカウンターにはペーパードリップ用のコーヒーポットやお皿などといっしょに同じ型のトースターが3台並んでいます。壁側のほうにも1台。
トーストミックスサンドセットがこのボリュームで690円です。6枚切りのパンを3枚使用し、具も沢山でおいしいんですよ。なのでオーダーが通る通る。
デザートのホットケーキやワッフルも次々とトースターで温めて3台フル稼働です。
ペーパードリップで珈琲を丁寧に淹れて、他ドリンクも作って、その合間に仕込みまでするマスター。
無駄な動作が一切なく、動きがとても控えめなのに手際が良くて見ていて飽きません。
3斤ほどあるパン1本をサンドイッチ用にスライスし、玉子を溶いて(フライパンで1回焼く分に6個使用していました)3回焼き、ホイップクリームを泡立てて。
一番興味深かったのは、サンドイッチをカットするところです。手先だけですっすと手早くカットしていく動きは美しかったです。
「前の方がどれくらいされていたか分からないけど、我々の代で27年。もうこれで終わりかな~」とママさんが話してくれました。
この日はひっきりなしに若いお客さんがこられていました、ここがなくなるとみんな寂しいだろうなぁ。
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